FRP工房 【製品製作編・押さえ型を作ってみる】
前回の失敗からもう1個製品をつくってみた。
樹脂やカーボンクロスの扱いにも慣れてきたのだが、出来上がったものはやっぱり×
裏側がデコボコになり、クランクケースに取り付かない。
セルモーターカバーはクランクケース側との合わせ面にパッキンがある。製作にはこれがぴったり合うように裏側にも気を使わねばならない。そういう意味では初心者向けじゃないのかもしれない。
樹脂やカーボンクロスの扱いにも慣れてきたのだが、出来上がったものはやっぱり×
裏側がデコボコになり、クランクケースに取り付かない。
セルモーターカバーはクランクケース側との合わせ面にパッキンがある。製作にはこれがぴったり合うように裏側にも気を使わねばならない。そういう意味では初心者向けじゃないのかもしれない。
FRP積層を経験したことのある方はイメージできるかと思うが、積層時パッキンの当たるフランジ面を抑えると別のところが浮き上がり、浮き上がったところを押さえるとまた別のところが浮き上がり...
あれよという間に固まってしまう。カーボンクロスならなおさらだ。
あれよという間に固まってしまう。カーボンクロスならなおさらだ。
そんなこともあって、いかにカーボンを型に追従させるかをずっと考えていた。
あるHPにぶちあたり、「押さえ型」で押さえる方法が載っていたので、これを試してみよう。
あるHPにぶちあたり、「押さえ型」で押さえる方法が載っていたので、これを試してみよう。
マスターの製品は板厚1.0mmだったので、マスターの裏から型を取ると、これまで使用のメス型と1.0mmの隙間をつくってはめ合わされるはずだ。
ポイントは端をフランジ型にせず垂直に立ち上げてはめ合いのじゃまをしないような形に仕上げよう。
ポイントは端をフランジ型にせず垂直に立ち上げてはめ合いのじゃまをしないような形に仕上げよう。
ホームセンターを物色し写真のような型を製作した。1.0mmのアクリル板をテープで貼り合わせ、R部分は粘土を使用した。
ガラスマットの積層はもう大分慣れたので躊躇せずすすめる。
ガラスマットの積層はもう大分慣れたので躊躇せずすすめる。
完成。写真左がメス型。右が今回製作の押さえ型。中央は型取用のマスターだ。
はめ合いのほうは思いのほか良く出来た。ちょうど1mm程度の隙間をつくってあわせられる。
はめ合いのほうは思いのほか良く出来た。ちょうど1mm程度の隙間をつくってあわせられる。
次回こそは成功するのか?