カメカメ日記

メカメカ好きで、走るとカメカメな筆者が綴る日記

ステキな点火タイミング♪

∮この世で一番大切なのはステキなタイミング♪
有名すぎる歌の1節で、人生のある局面でこれに共感することが多々ある。

先週スタータークラッチの取り付けをしている際、オヤと思った。前回の記事
スパークアドバンサーユニットを取り付ける際はクランク軸の溝とアドバンサーのピンを合わせれば
点火タイミングは合うようになっているのは承知だ。
しかしながら結構ガタがあるのだ。
下手すりゃ1度や2度(角度で)ぐらいは平気でズレるのでは無いか?
とスルドイ人なら疑問がわくのが当然と思う。
私の場合はというと、ノーマルタイミングなんだから少しでも
"進み側"になるようガタを寄せるようにして組付けしていた。
本当にそれで良いのか?と思い始めると、いてもたってもいられなくなり、
今回じっくりタイミング調整をしてみた。

ピストン上死点を正確に出してみる
躊躇せずに1番ピストンにダイアルゲージを当てる。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/G/Gusso/20010101/20010101002510.jpg
クランクを回転させ上死点が出たところでポイントカバー側を覗き込むと...結構ズレてる。
うまく合うように一度ボルトを緩め調整すると、結局は先ほどのガタは1番遅れ側になってしまった。

エンジン停止状態でタイミングを見てみる
マニュアルの「タイミングライトがないとき」の方法で合わせてみる。
これまた"進み側"にズレていた。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/G/Gusso/20010101/20010101002520.jpg (ズレて見えるのは撮影角度のせいです)
このとき、750Fのマニュアルにはコイルとローターとの隙間の指示が0.4~0.7mmとあったので、
シクネスゲージで0.4mmに合わせた。
が、意外にも1100Fのマニュアルではこの記述が見つからなかったし、
最初シクネスを当てると0.2mmほどしかなかったので、干渉しなければ良いのかも知れない。

タイミングライトを使ってみた
これを高価と思うかどうかは別として、どうしても使ってみたくて購入した。
https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/G/Gusso/20010101/20010101002530.jpg
タイミングライトを使うのは初めてである。
使ってみたら「おおー」と思わず声を漏らさずにはいられない。
学研の『科学と学習』(古い?)のフロクのような不思議的感覚に見舞われる。
回っているはずの刻字がストロボによってピタリと止まって見える。
1番、と2番両方試したが片方は再調整を必要とせず、片方は少し調整を必要とし、
2つのコイルを止めるプレート側でなく、コイル自体を止めているビスで調整した。


さて試乗
乗ってみると前回キャブセッティング時バッチリ決まっていたせいもあってか、
ずいぶんモッサリした乗り味。「あれぇ?悪くなったかなぁ?」
今日の天気では多分濃くなりすぎたのだろう。
どうせ点火タイミングは遅くなったのだから...とビビらずに薄くしていく。
ニードル径のみ替えて薄くしたが結構グッドになった。
以前に比べ良くなったの?と聞かれると残念ながら正直違いは分からなかった。


 今回、結果的にずいぶん遅れ側に点火タイミングをリセッティングしたことになる。
残念なのは最初から何度遅らせたのか測っとくんだったなと後悔。
でもマニュアルの方法に対してドンピシャの調整が出来たと思う。

そんなシビアな調整をしてもムダと笑ってもらっても構わない。
私は自分なりの基準を持って、色々変えてその違いの変化を楽しみたいと考える。
コレを最初の基準にしたい。