センスあふれる？ステーの製作

レースに詳しい訳ではないが、レーシングマシンを見るのが好きだ。

Ｔ.Ｏ.Ｆ.のような市販車改造のアマチュアイズム溢れるクラスだと
｢徹夜でマシンをつくってました｣と言わんばかりに、荒削りな所が随所に見られこれはこれで面白い。
それは有り合わせで付けたキャッチタンクだったり、缶スプレーの外装だったり、ガムテープ貼りのシートだったりそんなところだ。

これがＭＯＴＯ・ＧＰのような最高峰クラスだとそうはいかない。
スペシャルパーツもそうだが、それよりも、
微塵の手抜きのないタイラップの留め方やワイヤリングなんかに関心する。ＮＣマシニングセンタなんかで削り出したかもしれないアルミパーツでさえもチョットした面取りやアール取りにセンスを感じる。
チョットオーバーな言い方だが、最高のマシンをつくりたいという職人やメカニックたちの情熱がオーラで包まれて、まるで命が吹き込まれているようだ。

走ってナンボのオートバイだが、りっぱな道楽。
レーシングマシンには及ばないが、ひとつひとつのパーツをしっかり造り込んでいきたい。
盆栽と言われてもいい。
私はこのマシンに命を吹き込んでいくのだ。

前置きが長くなったが、
ゴールデンウイークに着手したステーが完成した（過去の記事）。
トップブリッジとライト、メーターステーを繋ぐステーだ。

写真のようにこれまで使用していたものと並べてみると、
上がＴ.Ｏ.Ｆ.、下がＭＯＴＯ・ＧＰといったところか。
ちゃんと採寸したし、調整しろも設けていたので、バッチリ取り付いた。
どお？センスあふれてる？

一応重さも量っておいた。

旧45g→今回58g
今回の軽量化=+13g
通算+224g+13g=237g　（前回の軽量化）

オーラはまだ感じられません。